lake2017 の休憩所

英語・音楽・探偵小説・SF・社会情勢等ゆるく書いていきます。

私はこうして英語を学んだ(2)

前回は何をとち狂ったか中坊の癖に原書を買いに行くという無謀なことをしたことまで描きました。ちなみに買ったのはこれです(表紙のイラストが当時と違いますけど)。

Restoree: A Novel
Restoree: A Novel
Del Rey
1987-07-12

お目当ての本を手にしたlake少年は家に戻るや否や期待を胸に膨らませながら読み始めるのですが、愕然とするわけです。「1行目からなにかいているのかさっぱり分からねーぞ(滝汗)」


まあ、分かるわけないのです。当時確かまだ中学2年生でしたから、単熟語はろくに知らないし、文法も関係詞なんかはまだ習ってなかったんじゃないですかね(中学のカリキュラムをろくに覚えていないので適当)。辞書を引いて泣きそうになりながら最後まで読みましたが、結局「よく分からなかった」という結末に終わりました。で、心に決めましたね「ちゃんと英語で読めるようになってやる」って。


ここから本格的な英語遍歴が始まるのですが、キリがいいの今回はここまで。次回高校編!

私はこうして英語を学んだ(1)

タイトルは大昔のベストセラーのパクリです。すみません。


ちなみに私は海外経験はちょっと旅行に行ったことがある程度で、皆無といっていいです。なので、英語圏ではない自国で英語の勉強をされる方の参考に少しでもなればと思い書いています。


自分の記憶を遡っていくと、ローマ字が書けるようになった(アルファベットがいつ読めるようになったかは残念ながら記憶にない)のは小学校2年生か3年生の時。年の離れた姉が持っていた図鑑の中に「英語」という1冊があり、活字中毒気味の子供だった私がたまたま食いついて、ブロック体と筆記体の大文字・小文字を覚えてしまいました。もう、中学生になっていた姉から自分の名前をローマ字でどう書くかを教えてもらい悦に入っていました。でもこの時はここまで。音声教材が当時はなかったので、あとをどうしたらいいのかわからなかったんですね。


次が小学校5年生くらいの時。やはり姉が持っていた「マイティーチャー」という磁気シートで音声を再生する教材を発見し、勝手に使っていました。それがたまたま英語の教材で実際の英語の音声を意識して聴くのはこれが初めてでした。それで鮮明に覚えているのは、"Yes, It is." が「イエス、イリーズ」に聴こえたこと。今から考えると、これはアメリカ英語で連音(リエゾン)をおこしているのがわかるのだけれど、当時は字面と実際の音の乖離が理解できず、そこで中断してしまいました(そのまま続けていればあとでリスニングと発音で苦労しなかったんだろうけど、後の祭り)。


そして、中学生。当時SFや探偵小説にハマりつつあったlake少年は本屋で1冊の本を手にします。タイトルは「歌う船」、著者はアン・マキャフリー。サイボーグ宇宙船の冒険を描いたこの作品を読んで、その若干少女マンガ的な世界に酔い同じ著者の他の作品を探すのですが、当時翻訳済だったのは「パーンの竜騎士」の三部作だけで、他はまだ日本には紹介されていない状態でした。当時やはり活字中毒気味の中学生だった私は、某政令指定都市の某大型書店の洋書売り場へと向かったのでした。これは当時愛読していた平井和正がインタビューでいっていた「チャンドラーの翻訳がなかなか出ないので原書を無理矢理読んだ(大意)」をマネしたもので、はっきり言って「無謀」でした。その時手に入れたのは"Restoree"という作品で、確か2019年現在も翻訳が出ていないものでした。


(長くなったので続きます)

はじめのご挨拶

東アジアのどこかで翻訳者をやっているlake2017です。Twitterやっておられる方は「あの馬鹿かよ」と思われているかもしれませんが、よろしくお願いいたします。


簡単に自己紹介をしますと、西日本の名前だけは有名な某私立大学のESSでろくに学部の勉強もせずディベートに明け暮れ、ふと気が付くと世の中は就職氷河期で某ブラックな職場を経験したあと某官公庁に就職して約20年、上司とのソリが合わず飛び出し、いくつかの職場を転々としたあと、某翻訳会社にフリーランス翻訳者として拾ってもらい現在に至ります。


基本的には気楽にいろいろ書いていこうと思います。トピックによっては若干マニアックになるかとは思いますが、基本的には肩の凝らないブログにしていくつもりです。


時間のある時にぼちぼちと更新していきますので、どうかご贔屓に。


では。