lake2017 の休憩所

英語・音楽・探偵小説・SF・社会情勢等ゆるく書いていきます。

私はこうして英語を学んだ(1)

タイトルは大昔のベストセラーのパクリです。すみません。


ちなみに私は海外経験はちょっと旅行に行ったことがある程度で、皆無といっていいです。なので、英語圏ではない自国で英語の勉強をされる方の参考に少しでもなればと思い書いています。


自分の記憶を遡っていくと、ローマ字が書けるようになった(アルファベットがいつ読めるようになったかは残念ながら記憶にない)のは小学校2年生か3年生の時。年の離れた姉が持っていた図鑑の中に「英語」という1冊があり、活字中毒気味の子供だった私がたまたま食いついて、ブロック体と筆記体の大文字・小文字を覚えてしまいました。もう、中学生になっていた姉から自分の名前をローマ字でどう書くかを教えてもらい悦に入っていました。でもこの時はここまで。音声教材が当時はなかったので、あとをどうしたらいいのかわからなかったんですね。


次が小学校5年生くらいの時。やはり姉が持っていた「マイティーチャー」という磁気シートで音声を再生する教材を発見し、勝手に使っていました。それがたまたま英語の教材で実際の英語の音声を意識して聴くのはこれが初めてでした。それで鮮明に覚えているのは、"Yes, It is." が「イエス、イリーズ」に聴こえたこと。今から考えると、これはアメリカ英語で連音(リエゾン)をおこしているのがわかるのだけれど、当時は字面と実際の音の乖離が理解できず、そこで中断してしまいました(そのまま続けていればあとでリスニングと発音で苦労しなかったんだろうけど、後の祭り)。


そして、中学生。当時SFや探偵小説にハマりつつあったlake少年は本屋で1冊の本を手にします。タイトルは「歌う船」、著者はアン・マキャフリー。サイボーグ宇宙船の冒険を描いたこの作品を読んで、その若干少女マンガ的な世界に酔い同じ著者の他の作品を探すのですが、当時翻訳済だったのは「パーンの竜騎士」の三部作だけで、他はまだ日本には紹介されていない状態でした。当時やはり活字中毒気味の中学生だった私は、某政令指定都市の某大型書店の洋書売り場へと向かったのでした。これは当時愛読していた平井和正がインタビューでいっていた「チャンドラーの翻訳がなかなか出ないので原書を無理矢理読んだ(大意)」をマネしたもので、はっきり言って「無謀」でした。その時手に入れたのは"Restoree"という作品で、確か2019年現在も翻訳が出ていないものでした。


(長くなったので続きます)