lake2017 の休憩所

英語・音楽・探偵小説・SF・社会情勢等ゆるく書いていきます。

私はこうして英語を学んだ(3)

中学生の癖に原書を読もうとした無謀な試みに懲り、高校時代は普通の受験生に徹していました。ともかく基礎を固めて足元を固めないとどうしようもないと分かったからです。



それでまず手を出したのが文法です。

基礎英文法問題精講 3訂版
基礎英文法問題精講 3訂版
旺文社

「標準英文法問題精講」難しすぎるということで出版された本書ですが、当時の私にはまだ難物でありました。解説があまり丁寧じゃなかったし……。
それで困っていたところに辿り着いたのがこの本。

山口俊治 英文法講義の実況中継(1) (実況中継シリーズ)
山口俊治 英文法講義の実況中継(1) (実況中継シリーズ)
語学春秋社
山口俊治 英文法講義の実況中継(2) (実況中継シリーズ)
山口俊治 英文法講義の実況中継(2) (実況中継シリーズ)
語学春秋社

一読、自分が文法の根本も理解していないことが分かり、目から鱗でしたね。SVOCの目的語と補語の関係はこの本を読むまでちゃんと理解していませんでした(トホホ)。関係詞の説明や比較の解説もわかりやすく、随分理解が進みました。


次に構文へと進んでいくのですが、使ったのはこれです。

基礎英文問題精講 3訂版
基礎英文問題精講 3訂版
旺文社

懲りもせず旺文社の「問題精講」シリーズですが、これは使いやすかったです。少なくとも伊東和夫「英文読解教室」の1ページ目から「???」となる内容よりはよほどわかりやすかったです。


原書への挑戦はどうなっていたかというと、高校時代も突撃していました。この時はレイモンド・チャンドラーです。

The Lady in the Lake (Phillip Marlowe)
The Lady in the Lake (Phillip Marlowe)
Penguin

「湖中の女」は当時まだハヤカワミステリ文庫に入っておらず、ちょっと手に入りにくい状態でしたので、これを手に取りました(今考えるとハヤカワポケットミステリで手に入ったのではないかという気もしますが、そこまで頭が回らない高校生でした)。


高校生になってそれなりに基礎も出来たので今度こそ大丈夫だろうと思ってましたが、撃沈です。高校生レベルの語学力ではチャンドラーの文章には歯が立ちませんでした。


その後いろいろあって、大学受験に失敗して浪人するわけですが、その話は続きということで、今日のところはここまで。